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ひげもじゃのキノコ、ヤマブシタケ。上はやわらかなスポンジ状で、下の子実層(胞子が出来る部分)は垂れ下がった針状です。大きさは4〜10cmに達するものもあり、色は初めは白色、徐々に淡い黄色から淡い茶色になります。
日本と中国に古くから生える真っ白いふわふわとしたキノコです。山伏(山の中で仏道修行をする人)が首にかけている「けさの房」に似ていることから命名されたそうです。主成分は、糖質とタンパク質で、カリウムやマグネシウム、ビタミンB1などを含みます。ヤマブシタケの脂肪酸組成はリノール酸が約40%を占めます。リノール酸はコレステロール低下作用にすぐれており、健康保持のために欠かせない必須脂肪酸でもあります。最新の研究で、ヤマブシタケの糖尿病予防、改善効果も明らかになりました。現在、日本では40歳以上の10人に1人が糖尿病といわれています。予備軍を含めると2倍に増え、まさに国民病の一つなのです。主な食べ方としては、乾燥したものは砕いて、味噌汁のだしに使うと味がよいく、やさしい食感も楽しめますよ。 |
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【やまぶしたけの抗糖尿病効果】
型糖尿病病態モデル(非肥満型のラット)にヤマブシタケを投与した結果、ヤマブシタケ投与群ではインシュリン増量効果と細胞保護作用が認められました。図1示したように膵インシュリン産生値が上昇し、図2で
ヤマブシタケ投与開始10週間目の血糖総和値が対照群に比べて統計的な低値となりました。
〈資料提供:高崎健康福祉大学〉
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図1.ヤマブシタケの膵インシュリン産生値上昇効果 |
図2.ヤマブシタケ投与開始10週目の血糖総和値 |
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@無処置群、A5g抽出液投与、B10g抽出液投与、
C15g抽出液投与、D非糖負荷群
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@無処置群、A5g抽出液投与、B10g抽出液投与、
C15g抽出液投与 |
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